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吉田クリニックについて

吉田先生
在宅であっても入院に近いレベルの高度な医療を提供したい
吉田淳

医療法人吉田クリニック 理事長/院長

吉田 淳

1977年

三重大学医学部卒業

1983年

医療法人 吉田病院理事長就任

2001年

在宅診療を中心とした 吉田クリニックを開設。“自宅で入院生活を”を実現すべくがん、難病患者のホスピスケアを提供するナーシングホーム事業を立ち上げ、現在に至る。

日本の少子高齢化の傾向はますます顕著になり、2050年には総人口の約40%が65歳以上になると言われています。このような状況からみて、在宅医療のニーズが高まることは必然です。しかし、日々の診療から私が感じていることは、患者さんやご家族の療養生活を、さらにより良いものへ高められるのではということです。

私が在宅医療を知ったのは、名古屋で医療法人を開業していた父が急逝し、病院を継いだタイミングからでした。当時、救急医療と高齢者医療の2つを中心に医療を提供していた医療法人には、がん終末期の患者さんが多くいらっしゃいました。私はここで初めて自宅での看取りを経験します。患者さんの死を数多く目の当たりにすることで、患者さんとご家族には病院で闘病を続けるほかに、自宅で療養する選択肢も当然あることを深く理解したのです。

この経験から、在宅医療で私が重要と考えるようになったことが「自宅で入院生活」というものです。自宅に居ながら入院に近い医療サービスを受けられ、健康だった頃と変わらない環境で、最期まで自分らしく過ごすという考え方です。この考え方こそ、患者さんとご家族の療養生活を高めるひとつの回答ではないかと考えています。

現在、私が診ている方の多くが終末期のがんやALSなどの神経難病の患者さんたちです。こうした方々のケアは、他の在宅医療を利用される患者さんと根本的には同質だと考えています。難易度の高い医療が必要な患者さんであっても、ご本人とご家族が望む終末期を一緒に考えそのサポートをすること。そして、それを看護師や介護士などによる、ひとつのチームで支えることができたときに、高まる在宅医療のニーズにはじめて応えられたといえるのではないでしょうか。そして、在宅医療に携わるすべての人が、患者さんやご家族の想いによって自らの人間力が磨かれている、ということを意識して常に学びの姿勢を持つことも必要だと感じています。

医療法人吉田クリニック

理事長/院長 吉田 淳